不動産のレジリエンス性能に関する認証制度ResRealについて

2023年1月27日、(一財)日本不動産研究所、(株)イー・アール・エス、(株)建設技術研究所の3社で構成される団体「ResReal(レジリアル)」が、不動産のレジリエンス性能に関する新たな認証制度を開始しました。
気候変動による自然災害が不動産に与える影響は近年非常に大きくなっており、不動産の建設、運用に関わるステークホルダーはそのリスク評価と対策が課題になりつつあります。ResRealは不動産のレジリエンス性能に焦点を当てた日本初の認証制度であり、激甚化する自然災害に対して、評価と改善策を提示するものとして普及が期待されています。
現在は水害に関するレジリエンス性能のみスコープとしていますが、津波、地震、土砂災害、噴火、酷暑などのカテゴリに対応していく予定となっています。

レジリエンス性能は、CASBEEやLEED、GRESBでも評価対象として取り上げられるようになっており、ResRealの評価とも今後連動する可能性があります。弊社ではResRealの動向に注視するとともに、ResRealの認証取得を踏まえた建物の建設、改修等の支援実施を検討していく予定です。

ResRealウェブサイト https://resreal.jp/