建築物や不動産の省エネルギー性能や環境性能を向上させるための総合的なコンサルティングサービスを実施します。プロジェクトの方針立案から建築物の設計内容における環境性能・環境リスク等の確認、運用中の物件の調査や状況確認などを行い、ライフサイクルにわたる省エネ性能の向上とサステナビリティを高める取組みをご提案致します。

エネルギー診断の実施

運用中の物件についてエネルギー診断を実施し、省エネ性能の向上に向けた運用改善や設備改修、断熱改修などに関するご提案を致します。エネルギー診断業務では、エネルギーの使用状況に関するデータの詳細分析を行い、現地にて設備や建物の運用状況と劣化状況の確認、維持管理の実施状況に関するヒアリング等を実施します。その内容に基づき、省エネルギー改善に関するポテンシャル分析や、設備改修などの投資が必要となる場合の投資効果などの評価を行い、優先的に実施すべき改善メニューをご提案致します。

ESG・サステナビリティ評価の向上のための戦略検討

GRESB等のESG・サステナビリティ評価における、建築物のエネルギーや水の使用量、廃棄物発生量などに関するパフォーマンス分析とレポーティングに関する技術的支援を行います。また、評価向上のための改善メニューの提案や、CASBEE等を通じた環境認証取得に関する戦略検討など、ポートフォリオの評価を継続的に向上するための中長期計画の立案支援を行います。

建築物・不動産の環境性能・環境リスク調査

建設前の敷地および周辺環境の環境リスク・環境性状を調査し、レポーティング致します。EDD(環境デューデリジェンス)フェーズ1に該当する土壌・水質・大気汚染、 アスベスト、PCB等 の環境リスクのみならず、動植物の生息環境、周辺コミュニティの活動状況などの社会的環境など、プロジェクトの設計や運用に深く関係する内容についてレポーティングを行います。

また、プロジェクトに関連する環境法令や基準等を調査、レポーティング致します。日本国内だけでなく、海外についても当該国の環境法令等の整備状況を調査し、プロジェクトの制約要因、潜在的リスクとなる可能性がある事項について報告致します。

サステナビリティ対策、ガイドライン等の検討業務

個々の建築物だけでなく、企業・団体様が保有する不動産のサステナビリティ対策の方針立案、ガイドライン策定、標準設計仕様の検討などを実施致します。現在、ESGやSDGs等への対応が広がりを見せる中、企業が環境対策のマネジメント手法として、独自のガイドラインや評価手法等を策定する動きが広がっています。当事務所では、不動産の環境マネジメントの一環として企業様が行う環境・サステナビリティ対策を広くサポート致します。

グリーンボンド・グリーンファイナンス支援サービス

企業や自治体等が発行するグリーンプロジェクトにおける資金調達として利用される、グリーンボンドやグリーンファイナンス事業に対して、グリーンビルディングの建設、改修、取得等に対する助言やグリーン認証取得の支援をいたします。

グリーンボンドについては、環境省のグリーンボンドガイドラインに準拠した形での、グリーンビルディングの開発方針立案、設計チームへの助言、運用後のエネルギー消費量やCO2排出量などのレポーティング業務など、企業様のグリーンボンドの発行と利用に対するご支援を行います。

非破壊による断熱性能調査、外壁劣化診断

既存建物の断熱性能を外部から非破壊により熱貫流率等の断熱性能を診断致します。建物内より特殊な装置を用い壁体を加熱し、外壁側に熱が通過するまでの時間や熱量をリアルタイムで観測することで、壁体の熱貫流率を数値化することが可能です。この測定は非破壊で行うため、壁の破壊が難しい場合や、壁体内部を見ることが困難な場合において特に有効です。

また弊社では、高精度赤外線カメラによる画像撮影と画像解析技術を組み合わせて、建築物の温熱環境の分析や漏気箇所の確認、熱橋分布、タイルの浮きやシート防水の剥がれなどの劣化診断を高い精度で実施致します。赤外線画像による診断のため、非接触で行うことができ、かつ実測時間も短く、分析結果についても早い期間でご提示することが可能です。
(上記サービスは㈱アイラムとの共同実施となります)


上記以外にも弊社では、不動産・建築物に係わる省エネ・環境関連サービスを実施しております。また、複数のサービスを組み合わせお客様のニーズに沿う最適なサービスをご提供することも可能です。このようなサービスが可能か、といったご質問でも構いませんので、ご興味の際にはお気軽にお問い合わせください。

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