ActiveScoreは、環境に優しく健康に配慮した、建物利用者の通勤手段や移動手段を促進する物件のサービス性能を評価するシステムです。ActiveScoreは都市計画や都市モビリティに関する専門家、建築家、デベロッパー、ロンドン交通局などと協力して開発されており、2021年のリリース以来、世界で580超(2024年12月時点)のプロジェクトが認証を受けています。

ActiveScoreの特徴は、建物利用者のモビリティに関する性能にフォーカスしていることであり、自転車や徒歩での通勤、それを支える自転車置場の規模やロッカー、シャワールーム等の設置、更衣室や乾燥室、自転車の修理場所の設置など、移動に関するインフラの充実度と、シェアサイクルの導入やサービススタッフの配置などの建物側のサービス性能を評価対象としています。評価項目は18項目で構成されており、100点満点中の合計得点で下図のように5段階で評価されます。

モビリティにフォーカスしているため評価が容易であり、他の認証制度では評価されない衣類乾燥のための設備や自転車のメンテナンスのための設備やスタッフ配置なども評価対象となるため、モビリティに特化したプロジェクトでは高い評価を得られる可能性があります。また、WELL認証どの相互補完性もあり、ActiveScore Gold以上の評価は、WELL V04「アクティブな利用者のための設備」のPart1: Provide Cycling Infrastructureや、Part2: Provide Showers, Lockers and Changing Facilitiesの評価に利用することができます。GRESBに関しては、Building CertificationのPartial Minusとして評価することが可能です。


ModeScoreは、2024年に新たにリリースされた認証制度であり、公共交通の利用可能性や環境に配慮した自動車利用、グリーンなロジスティスク等の性能にフォーカスしていることが特徴です。また、ActiveScoreの評価を内包しており、建物利用者のアクティブな通勤などの評価も含まれています。2024年3月のリリース以来、世界で100超(2024年12月時点)のプロジェクトが認証を取得しています。

評価基準は、公共交通への近接性や利便性、電気自動車などの利用、環境に配慮した交通手段に関するインフラ施設、カーシェアリングの導入、徒歩利用を促進するための歩道の整備やアクセシビリティなど、30の評価項目で構成されています。評価はActiveScoreと同様に100点満点中の合計得点により、下図のように4段階で評価されます。

ModeScoreは、ActiveScoreの評価を内包しているため、ModeScoreの認証を取得すると、ActiveScoreの認証も取得することが可能です。(ActiveScoreに関する評価を行う場合。)また、GRESB上の評価に関しては、Building CertificationのPartial Plusとして評価することが可能です。

ActiveScoreとModeScoreの詳細については、運営団体のリンク(下記)をご覧下さい。

ActiveScore | ModeScore

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